交際3ヶ月を迎えた吉田卓也(岡部大)は、恋人の竹下美和子(山下リオ)の誕生日に、自分の理想を詰め込んだサプライズを仕掛けることに。白タキシードに身を包んだ卓也は、バラの花束を贈り美和子を強引にエスコートする。行き先は「ディスティニーランド」だったが、チケットは未予約で、歩きにくい服装を強いられた美和子の不満は爆発。ついに愛想を尽かした彼女は、その場を立ち去ってしまう。 途方に暮れる卓也の前に黒いスーツを着た謎の3人組が現れ、彼は無理矢理「よかれと思って裁判所」へと連行される。そこで待っていたのは、神のような絶対的権限を持つ裁判長(松尾スズキ)、卓也を弁護する弁護(富川一人)、そして美和子と彼女の代理人として厳しく追及する検事(日高ボブ美)だった。 卓也は、美和子から思いやりが欠如していると「無理解罪」で訴えられ…。
日々仕事に邁進する有馬満留(岡部大)。ある夜、恋人の浜本郁美(武田梨奈)と宅飲みをしている時に、仕事の悩みを打ち明けようとする郁美に対し「解決してやろう」と彼女の言葉を遮り続ける。要点ばかりを求め、一方的なアドバイスや自分の自慢話へとすり替えてしまう彼は、まさに話を聞かない男そのものだった。 耐えかねた郁美は「よかれと思って裁判所」へ彼を訴える。黒服に連行された満留は、裁判長(松尾スズキ)のもと、「非論理的罪」で裁かれることに。 裁判では、満留が話を聞かないことの裏側に潜んでいた真実があぶり出されていく。それは、仕事で成果を出す郁美に対し、無意識にマウントを取り続け、彼女を自分より下の存在として留めておきたいという男の偽りのプライドだった…。
森﨑守男(岡部大)は、恋人の春宮春香(北村優衣)を守りたいという思いが強すぎるあまり、彼女を過度に束縛する男だった。ある夜、守男は春香が参加していた会社の親睦会から強引に彼女を連れ出し、物騒な世の中から守っていると自分を正当化する。 春香は自分を子ども扱いし続ける彼の態度に限界を感じ「よかれと思って裁判所」へ。しかし春香の訴えも守男には響かず、裁判長(松尾スズキ)は強制的に「脳筋罪」を言い渡す。 裁判で有罪判決を受けた守男は意識を失い、目覚めた場所はまるで天国のような不思議な空間。そこに、さっきまで見ていた裁判長の姿が…。 唐突に裁判長からガベルで叩かれる守男。すると、その脳裏にはかつて無理解罪で訴えられた卓也の姿や、話を聞かない男として訴えられた満留の姿が浮かび上がり…。
全く売れない、そして売れる芽の無い俳優の仁科平治(岡部大)は、恋人の中本雪子(小野真弓)から経済的な援助を受けながら同居生活を送っている。雪子は二人の将来を見据えて結婚を望んでいるが、平治は売れるまでは俳優業に集中したいとその話し合いを先延ばしにしていた。 業を煮やした雪子の決断により、平治は黒服に「よかれと思って裁判所」へと連行される。雪子は「カッコつけたい精神をどうにかしてほしい」と訴える。 裁判長(松尾スズキ)は、平治の「対等でありたい」という言葉の根底にあるのは、女性に負けたくないという偽りのプライドであると断罪し、有罪を宣告する。 その後、天国の部屋で裁判長(=神)から激しく怒られた平治は…?
広告会社に勤める白井和彦(岡部大)は、女性の親切や業務上のやり取りをすべて自分への好意と勘違いしてしまう男だった。部下の木岡久美子(瀬戸みちる)をプロジェクトに抜擢した際も、彼女が質問のために送った絵文字付きのメッセージを、「自分へのアピール」だと都合よく解釈し、執拗に食事に誘うようになる。 断られ続けるも、和彦は「久美子が自分からの正式な告白を待っている」と独善的に判断し、ついに「よかれと思って」告白する。しかし精神的に追い詰められた久美子から「もう無理!」と言ってから拒絶されると、今度は彼女の言葉を「疲れているようだ」と歪んだ解釈で受け取り、プロジェクトから外してしまう。 この立場を悪用した行為により、和彦は「よかれと思って裁判」にかけられ、数々の勘違いが暴かれる。 さらに久美子から「よかれと思って裁判」だけでは済まされない、現実世界での厳しい社会的責任を突きつけられる事態に…!
榎本蓮司(岡部大)は、男性優位な社会を否定し、女性への理解を深めることを自らの使命と考えていたが、それは文献などの知識に偏った極端なものだった。デート中、生理で体調が優れない恋人の添田沙月(吉田芽吹)に対し、毛糸のパンツを自作して渡したり、満月が体調を悪化させると主張して強引にデートを中止したりと、独りよがりな配慮を連発する。 沙月は「よかれと思って裁判所」で蓮司に切々と訴えるが、話が通じず頭を抱える。 一方、神(松尾スズキ)の前に小さな少女(村方乃々佳)が現れ、その姿を見た神は恐れおののく。少女は自分を「大神おおがみ」と名乗った。禁忌を犯して転生させまくった神に、とうとう制裁が下される時が訪れる…!